「〜ところに/へ」「〜ところで」の違い
「〜ところに(へ)」
- 坂を登ったところに大きい建物がある。
- 出かけようとしたところに(へ)電話がかかってきた。
- 日本語の勉強をしようとしたところに(へ)友達がやって来た。
「ところに」は「ところ」+帰着点を表す格助詞「に」の形で、「ちょうどそういう状況の時に、誰か(何か)が出現する」という意味になります。「〜ところに」の前には「〜しようとしている/〜しようとしていた」という形をとることが多く、後ろには人やものの事態が出現する表現(来る、やって来る、かかって来る)などの言葉が続くことが多いです。
「〜ところで」
- 駅の改札を出たところで待っていて下さい。
- 橋を渡ったところで休もう。
- その選手はゴールしたところで倒れてしまった。
「ところで」は「ところ」+動作の場所を表す格助詞「で」の形で、前の動作や変化に一区切りがついた状況のもとで、何かが起こったり何かを起こしたりすることを表します。「〜ところで」の前には「〜た」の形が来て、後ろに続く文には状態の変化や動作を表す表現(開始する、終わる、倒れる、変わる、なる)などの言葉が続くことが多いです。
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