2018年10月29日月曜日

「〜ところに/へ」「〜ところで」の違い

「〜ところに/へ」「〜ところで」の違い


「〜ところに(へ)」

  • 坂を登ったところに大きい建物がある。
  • 出かけようとしたところに(へ)電話がかかってきた。
  • 日本語の勉強をしようとしたところに(へ)友達がやって来た。

「ところに」は「ところ」+帰着点を表す格助詞「に」の形で、「ちょうどそういう状況の時に、誰か(何か)が出現する」という意味になります。「〜ところに」の前には「〜しようとしている/〜しようとしていた」という形をとることが多く、後ろには人やものの事態が出現する表現(来る、やって来る、かかって来る)などの言葉が続くことが多いです。


「〜ところで」

  • 駅の改札を出たところで待っていて下さい。
  • 橋を渡ったところで休もう。
  • その選手はゴールしたところで倒れてしまった。

「ところで」は「ところ」+動作の場所を表す格助詞「で」の形で、前の動作や変化に一区切りがついた状況のもとで、何かが起こったり何かを起こしたりすることを表します。「〜ところで」の前には「〜た」の形が来て、後ろに続く文には状態の変化や動作を表す表現(開始する、終わる、倒れる、変わる、なる)などの言葉が続くことが多いです。


参照:国際交流基金 日本語教育通信
https://www.jpf.go.jp/j/project/japanese/teach/tsushin/grammar/201106.html

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